2018照明学会東海支部フォトコンテストの受賞作品のご紹介

 東海支部は今年設立90周年を迎えました。その記念行事として、高校生の方に照明への興味関心を深めていただきたく、「明かりと暮らし」をテーマとしてフォトコンテストを開催しました。  

 この記念すべき第1回目は、高校生の瑞々しさを結集した力作揃いのコンテストになりました。ご応募いただいたみなさま、ありがとうございました!

結果発表

厳選な審査の結果受賞されました作品を発表します。 当サイトに掲載されている写真・テキスト等を無断で複製・転載することを禁じます。

  作品名 受賞者 コメント 作品
大賞 朱い刻(とき) 愛知県立
豊田南高等学校
2年 三田悠平

この写真は、夜の竹島で撮ったものです。鳥居の前に立ち、これから神社へ祈りをささげに行くふたりを、後ろにある橋の朱い色の光が照らしている。これからの未来を明るく照らすかのように… そんなイメージをこめてこの写真を撮りました。

準大賞 帰り道 愛知県立
豊田南高等学校
2年 野呂知里

夕暮れ時に手をつないで島の神社から歩いてくる夫婦は何をお祈りしたのでしょう。この2人を月が温かく見守り、先の未来を電灯が照らしているように見えました。

やさしい時間 愛知県立
豊田南高等学校
2年 太田琉暉

叔母の友人が経営しているカフェで撮影しました。ここは隠れ家らしい、知る人ぞ知るカフェです。紅茶を1杯飲んで、店員さんとお喋りをする。そんなひとときが僕にとってのやさしい時間です。

光の力 三重県立
川越高等学校
1年 煖エ真雪

9月4日に初めて経験した停電で電気がないことの不自由さを強く感じました。特に明りがなく視界が悪いことは気持ちを不安にさせました。そのときに小さな光源に頼り、勉強していた様子の写真です。

入賞 夕闇を照らす 三重県立
昴学園高等学校
3年 浮田竜成

帰り道、薄暗くなった道を知らず知らずの間に温かく照らしている街灯と月、夕焼けに染まる飛行機雲のコントラストが何ともいえない美しさを感じました。

駐輪場 学校法人越原学園
名古屋女子大学
高等学校
2年 寺田葉純

駐輪場に入ってくる光の模様が、初めて見た時に、とても印象が残ったので撮影しました。この写真のポイントは、外からの街灯ではなく、店内からの照明によって照らされているところです。

灯りの向こうに… 愛知県立
豊田南高等学校
2年 郡山大輝

この写真は、部活の先輩に被写体になってもらい撮影したものです。指差している電灯と明るい未来が重なるといいなと思い、このタイトルを付けました。

光のチェス 愛知県立
知立高等学校
2年 後藤陽菜

刈谷市にあるハイウェイオアシスの噴水を撮りました。光のカラフルな色合いが小さな子どもからお年寄りまでを癒してくれる場所になっています。噴水のライトアップによって笑顔の絶えないすてきな場所です。

愛知県立
刈谷工業高等学校
3年 萩原優気

これは「保線」と呼ばれる線路の点検の真っ最中です。明日からの安全を守るために行うこの作業は夜中に行います。そのため、ここでの照明は作業員の安全、そして明日からの安全の要と言えます。

表彰式

 2018年10月20日(土曜日)に名古屋工業大学に於いて大賞、準大賞を受賞された方をお招きして表彰式を開催いたしました。


写真左から、岡本実行委員長、太田さん、野呂さん、三田さん、小松支部長、細川副支部長