照明学会中国支部 平成25年度「照明普及賞受賞施設見学会」の報告について

 11月13日(水)に照明学会中国支部では,「照明普及賞受賞施設見学会」を実施した。当日は天候にも恵まれ,12名の参加者が各照明施設を見学し,最新の照明設計や設備に関する学習を行なった。施設見学先については,平成24年度照明普及賞受賞施設である「岩国錦帯橋空港ターミナルビル」ならびに中国支部優秀施設賞受賞施設である「下松市市民交流拠点施設 ほしらんどくだまつ」を見学し,参加者も説明内容について聞き入っていた。

見学施設

「岩国錦帯橋空港ターミナルビル」

 2012年12月に竣工した米軍基地の滑走路を利用した全国的にも珍しい空港である。空港という広い空間に合わせて落ち着いた間接照明を採用しており,外周および建物の中心部に設けている光庭からふんだんに外光を取り入れることが出来る設計が特徴の施設である。


空港ロビー


空港中心にある光庭の様子

「下松市市民交流拠点施設 ほしらんどくだまつ」

 地域や世代を超えた人々を結ぶ拠点として2013年5月に完成した公民館や図書館などが併設された公共施設である。書架に内蔵されたタスク照明が特徴であり,曇天時に吹き抜け部を暗く感じさせないよう効率よく設置されたアンビエント照明と併せ,雰囲気と機能の両立を図っている。


書架に内蔵されたタスク照明


上から見た書架照明


最後は,参加者全員で集合写真を撮影しました。