2009年11月16日(月)電力館 TEPCOホールにて第20回照明フォーラムを開催致しました。今回のテーマは「Lighting Canvas(ライティングキャンバス)〜街を彩る光〜」とし、“街を彩る光”は街をキャンバスに見立て、時にはアートとして人々の心を豊かに、またさまざまな活動を誘発し街全体を活性化させることにも繋がるのではないかという主旨のもと、キュレーター、照明デザイナー/コンサルタント、アーティストのいう幅広い視点から3組の先生方にご講演いただきました。
第1部は、各先生方にご講演をいただきました。
最初のご講演は、南條史生氏(森美術館 館長)。
現代美術や技術の発展・進歩にともない光源そのものがアートの素材となり始めたことによる、光とアートの関係性、光がアートにもたらす効果、光がもつアートへの可能性等を国内外の作品の解説をふまえてお話いただきました。
続いてのご講演は、戸恒浩人氏(シリウスライティングオフィス 代表)。
東京の新しい夜の風景に加わる東京スカイツリーのライティングデザインについてのコンセプトから環境配慮まで解説していただき、色を取り入れたライティングデザインの難しさについてもお話いただきました。また、世界の都市での夜の風景の事例をふまえて、私たちが学ぶ点をお話いただきました。
最後のご講演は、モンノカヅエ氏とナガタタケシ氏(トーチカ)。
ペンライトの光で空中に絵を描く“PiKA PiKA”について、また“PiKA PiKAプロジェクト”とは何か、そしてこれまでに製作をした映像作品をお話いただいた後、実際にPiKA PiKAをワークショップ形式で体験しました。まさに、光のコミュニケーションによって会場内が一体となり、来場者の皆さんは童心に返ってペンライトを振っていました。
第2部では、三組の先生方と委員のフリートーク、会場の方々からの質疑応答でトークセッションを行い、終了となりました。
今回のフォーラムは、学生、照明業界、建築・建設業界の参加者が主でしたが、その他の業種の方にも多数ご参加いただき、フォーラムを盛り立てていただきました。アンケートの結果では、先生方のご講演が大変刺激になったという感想をいただき、また、参加型の講演を取り入れることができた点でもご好評いただきました。
照明フォーラム企画委員会では、今後も時代に即したテーマを取り上げていきたいと思います。来年度も是非ご期待ください。
会場の様子
モンノカヅエ氏とナガタタケシ氏(トーチカ) 講演
南條史生氏 講演
トーチカ ワークショップ
戸恒浩人氏 講演
トークセッション
第20回 照明学会東京支部 照明フォーラムは終了しました。
(以下はご案内の参考資料です)
日時: | 2009年11月16日(月)13:30〜17:00(13:00受付開始) |
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講師: |
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会場: | 電力館 TEPCOホール 住所:東京都渋谷区神南1-12-10 http://www.denryokukan.com/guide/ 渋谷駅(JR・東急線・東京メトロ・京王線 各線)ハチ公口から原宿方向へ徒歩5分 |
参加費: | 会員・協賛学会会員・通信教育受講者 2,000円/非会員 3,000円/学生 1,000円 ※会員とは本学会会員および電気学会、電子情報通信学会、映像情報メディア学会、情報処理学会と海外協定学会(北米照明学会、中国照明学会、韓国照明・電気設備学会、IEEE)の年会費を納めている個人会員を指します。 ※通信教育受講者とは、平成20年・21年度通信教育受講者を指します。 |
定員 : | 120名 定員に達し、募集を終了しました |
主催: | (社)照明学会東京支部 |
協力: | 東京電力株式会社 |
問合先: | (社)照明学会東京支部事務局(担当:上野文子) 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-8-4吹田屋ビル3階 TEL:03-5294-0101/FAX:03-5294-0102 E-mail:tokyo_b(at)ieij.or.jp (”(at)”を”@”に変更して下さい.) (お問合せについては、月〜金曜日9:00〜17:00) |
申込方法: | E-mail、FAXまたは郵送にて下記事項をご記入の上、お申し込み下さい。
申込書フォーム(MS−WORD形式:34KB) ※2週間たっても返信されない場合は、お問い合わせ下さい。 ※申込者の氏名・電話番号等の個人情報は、本フォーラムの受付および今後の開催検討の参考としてのみ利用いたします。 |
申込期間: | 2009年9月1日より(定員に達し次第締め切り) |