東京支部では毎年、照明で話題を集めている施設の見学会を企画開催している。本年度の見学会は、大型の再開発ビルが多く建設される中で六本木ヒルズを始めとして、話題の再開発ビルを生み出してきた森ビル(株)の最新施設『虎ノ門ヒルズ』に的をあて、光の演出とアートを建設計画に取り込んだ、オフィスとホテルの複合施設での照明計画事例の見学を行った。
森ビル株式会社 設備設計部 担当課長 大塚 幸夫 氏の施設概要説明に続き、有限会社内原智史デザイン事務所 シニアパートナー(取締役副所長)八木 弘樹 氏による照明コンセプトの説明を頂き、その後、ご両名のご案内により館内を見学して廻りながら、ポイント毎に照明のポイントのご説明を頂き、参加者の質問に答えながら終始和気あいあいとした見学会が実現できた。
以下にその実施概要を報告する。
平成27年1月23日 16:00〜17:30
参加者26名 設計解説者1名 施設協力者1名 スタッフ8名 計36名
東京都港区虎ノ門1-23-1〜4 虎ノ門ヒルズ
15時30分 森ビル株式会社 大塚氏、(有)内原智史デザイン事務所 八木氏に対しご挨拶と打合わせを実施。
海宝支部長、小山会計幹事 木村庶務幹事
大塚氏にエントランスの一角にご準備頂いた受付用テーブルと椅子2脚をお借りして受付設営
見学者用に虎ノ門ヒルズのパンフレットと説明資料、各40部を受領
受付開始、資料配布。写真①
16時00よりエントランスの一角をお借りして木村庶務幹事の司会により見学会をスタート。
1.海宝支部長の挨拶 写真②
見学会の開催に当たり海宝支部長より東京支部の見学会の取り組み意義、一般のお客様の居られる中での見学会のため、解説者に近づいて、積極的に質問をすることによって、有意義な会にして欲しい旨の説明があった。
2.見学の前の事前の解説
森ビル 大塚 幸夫氏からパンフレットを見ながら施設概要を説明頂き、内原智史デザイン事務所 八木 弘樹氏からはご持参頂いた照明コンセプトの説明・見所の手元資料(紙)を用いて10分程度解説して頂いた。写真③、④
3-1施設見学:2Fオフィスエントランス〜アトリウム 写真⑤、⑥
時間帯によって変わるエントランスホールの照明制御と効果、建築空間内に取り込まれた『アート』を浮き立たせながら必要な明かりを確保する照明計画の工夫などを解説して頂いた。
3-2施設見学:屋外 ランドスケープの照明等の見学
ポイントごとに八木氏の解説を頂いた。写真⑦、⑧
4.交流ミーティング
今回は供用開始後の施設で、一般の施設利用客がおられる為、交流ミーティングは省略し、個別に質問を受ける形で意見交換などを行った。写真⑧
今回は全国大会があったため見学会にかける時間も少なく一度だけになったが、来年度の見学会等の学会行事への参加を呼びかけた。写真⑨
5.閉会挨拶
最後に海宝支部長より閉会挨拶、参加者の方に謝意を表し17時30分に終了した。写真 ⑩
最後に参加者はじめご協力頂いた森ビル(株) 大塚さま、(有)内原智史デザイン事務所 八木さま、ほか関係の皆様、企画、開催の折衝、当日運営まで尽力頂いた東京支部関係者にお礼を申し上げます。
以上 ( 作成:庶務幹事 木村 )
写真①:受付風景
写真②:海宝支部長開会挨拶(2Fエントランスホール)
写真③:施設概要説明(大塚氏)
写真④:解説者八木氏のガイダンス
写真⑤:2階オフィスエントランスの見学
写真⑥:2階アトリウムの説明
写真⑦:芝生広場のアート照明見学
写真⑧:細部のディテール解説
写真⑨:庶務幹事より支部活動PR
写真⑩:海宝支部長より閉会挨拶