東京支部では毎年、照明で話題を集めている施設の見学会を企画開催している。今回は普段見ることの少ない水辺からの視点で横浜みなとみらい、川崎工場夜景の見学を行った。見学会用に船を貸し切りとし、山下公園発着所から京浜運河沿いのエリアを1時間20分かけて巡った。乗船前に一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー 代表理事 丸々もとお 氏より、工場夜景の背景や航路の説明が行われた後、船上にてみなとみらいや、横浜ベイブリッジ、東亜石油や昭和電工などはじめとする様々な工場の夜景などの解説をいただきながら、船内からの見学を行った。当日は気温も低く生憎の悪天候で、一時は企画中止が懸念される一幕もあったが、その天候の影響で工場から立ち込める湯気にまとわれた幽玄な夜景や、雲や霧に揺らめく工場夜景を見ることができ、晴天時とは一味違った大変貴重な見学会であった。また、講師による様々な視点によるご説明により理解を深めることができた。以下にその実施概要を報告する。
平成29年10月19日(木)
15:45集合
16:20 〜 16:50 日本郵船氷川丸5番ハッチにて事前講演会
17:20 〜 18:35 出発・見学
参加者16名 解説者1名 支部スタッフ12名 事務局1名 計30名
神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先
日本郵船氷川丸 5番ハッチにて受付・事前説明会を行った。
写真(1)(2)
1.開会〜安田支部長の挨拶 写真(3)(4)
見学会の開催にあたり安田支部長より、本日解説役を務められる丸々様、および氷川丸様、ポートサービス様への謝意を表すとともに、東京支部の施設見学会の取り組みについて説明があり、参加者の方々に今回も有意義な見学会になるよう申し上げた。司会担当は鈴木庶務幹事。
2.解説 写真(5)(6)
一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー 代表理事 丸々もとお 氏より、航路上の見どころを解説していただいた。丸々様は、十年前に船上からの工場夜景見学を企画されたパイオニアであり、単に夜景を見るということだけでなく、企業視点での採算性についてや、実際に工場で働いていた人たちが自分の職場である工場を夜景として見学した際の感動話など、他ではなかなか聞けないような貴重な講演を聞くことができた。
3. 船に移動し洋上から見学 写真(7)(8)(9)(10)(11)
見どころは、みなとみらい、東亜石油、昭和電工、横浜ベイブリッジなど。乗船から下船までの約1時間半の間、丸々様による分かりやすいノンストップの解説を聞きながら、参加者の皆様が思い思いに夜景撮影に勤しんだ。途中、横殴りの小雨がシャワーのように吹きつけるシーンも有り、快適な乗船ではなかったかもしれないが、味の有る写真を撮る機会としては絶妙な天候ではなかったかと思われる。
4.閉会
門馬事業企画委員長より東京支部の今後の活動や照明フォーラムへの参加を呼びかけ、
最後に講師の丸々氏へ謝意を申し上げた。乗船した山下公園発着所に船は戻り終了した。
ご参加いただいた皆様をはじめ、ご協力いただいた一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー 代表理事 丸々もとお様、日本郵船氷川丸様、株式会社ポートサービス様に改めてお礼を申し上げます。
以上
写真(1)集合及び事前説明会(氷川丸)
写真(2)受付(氷川丸5番ハッチ)
写真(3)安田支部長の挨拶
写真(4)鈴木庶務幹事の司会
写真(5)丸々氏による解説
写真(6)丸々氏による解説
写真(7)乗船・出港
写真(8)船内
写真(9)みなとみらい
写真(10)東亜石油
写真(11)昭和電工
写真(12)横浜ベイブリッジ