照明学会東京支部では照明を中心とした分野における新たなトピックについて,専門の方にご講演いただく技術セミナーを企画しています。今回は,省エネ社会の実現に向けて大きな期待がかかっているスマートハウス・HEMSについて、技術セミナーを開催しました。
2018年3月12日(月) 15:30〜17:00
日本大学理工学部 駿河台キャンパス1号館4F 141教室
22名
鈴木庶務幹事の司会進行で、ご講演をいただく神奈川工科大学教授 一色 正男(いっしき まさお)先生のプロフィール紹介ののち講演は始められました。
ご講演は、まず「スマートハウス・HEMSのこれまでの検討状況」と題して、ECHONET Lite (ISO/IEC 14543-4-3)をHEMSにおける公知な標準インターフェイスとして推奨するに至った経緯や、国内のハウスメーカーの動向に加え、欧米でのスマートハウスのインターフェイスに対するアドバンテージについて解説していただきました。続いて、「スマートハウス・HEMS市場概況」では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)を基に市場の拡大状況や、一層の普及に向けた現在の取り組みと今後の展望についてご説明いただき、最後に「HEMS認証支援センター活動紹介」では、一色先生の目指す未来のスマートハウスの一端として研究室での成果紹介をしていただきました。
講演後には参加者からの活発な質疑応答があり、スマートハウスの今後について様々な視野からの意見交換が行え、支部活動の目的である交流の場、学びの場の提供に相応しい技術セミナーとなりました。
最後に安田支部長が閉会の挨拶と一色先生ならびに聴講いただいた参加者皆様への謝意を述べ、終了となりました。
おわりに参加いただいた皆様にはアンケートへのご協力により、今後の支部活動と技術セミナー等へ生かすべく貴重な意見もいただき、技術セミナーへのご参加とご協力に感謝いたします。
また講師の一色先生はじめ諸関係者のご支援とご協力に感謝を申し上げます。
ご講演の様子
一色先生
質疑応答
司会 鈴木庶務幹事
閉会挨拶 安田支部長