支部大会の目的とする学生、企業の若手技術者等への「論文発表の場の提供」と、様々なフィールドで照明の研究、業務に従事する方々への「学びの場、交流の場の提供」の2本立てで、本年も支部大会を企画し運営を行った。
今年度は28件(前回から9件の増)の論文発表申込があり、各自4分のショートプレゼンテーションとポスター発表を行った。今回もポスター発表会場ではコーヒーのサーバーを置き、ドリンクを飲みながらの気軽な雰囲気の中で語り合える会場作りを行った。
また学びと交流のイベントとして照明普及賞の優秀施設事例紹介を実施し、3つの施設について3名の方に講演いただいた。その後は学生参加者から積極的な質問が挙がり、活発な質疑応答が行われた。短い時間の中で充実したプログラムとなった。
今大会では発表者、講演者、聴講者を含め計70名の参加者があり、講演会場はほぼ満席の状態となり、またポスターセッションでは若手発表者とベテランの先生、技術者などとの間で熱心なディスカッションが行われた。
参加者みなさまの協力の下、予定した全プログラムを滞りなく無事に終わらせることができたことに感謝を申し上げます。
2018年12月12日(水)
日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館6階CSTホール
(住所:東京都千代田区神田駿河台1-8)
計 28件
今年度も、午前中の口頭発表では質問時間は設けず午後のポスター発表で質疑を行うこととした。
時間 | プログラム 内容 | 件数 | |
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10:10〜11:20 | T-a.研究論文発表(前半) | 14 | |
11:20〜11:25 | 小休憩(5分) | ||
11:25〜12:35 | T-a.研究論文発表(後半) | 14 | |
12:35〜13:30 | 昼食 | ||
13:30〜14:50 | T-b.研究論文ポスターセッション | 28 | |
14:50〜15:00 | 小休憩 (10分) | ||
15:00〜16:10 | U.施設事例講演 −平成29年 照明普及賞優秀施設− | ||
1. 東京都立多摩図書館 | 株式会社 佐藤総合計画 石原 広司 氏 |
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2. 中部横断自動車道 六郷IC〜増穂IC間 | パナソニック株式会社エコソリューションズ社 岸本 悟 氏 |
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3. 岩崎電気テクノセンター「HIKARIUM」 | 岩崎電気株式会社 森 真樹子 氏 |
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16:15〜16:35 | 最優秀研究発表者賞、優秀研究発表者賞 表彰、講評 (伊藤審査委員長) | ||
16:35 | 委員長挨拶、閉会 |
聴講参加 | 終身・名誉・専門会員 | 3名 |
正会員 | 9名 | |
非会員 | 4名 | |
学生 | 23名 | |
講演発表 | 28名 | |
施設事例講演講師 | 3名 | |
実行委員(事務局含む) | 18名 | |
合計 | 88名 |
伊藤審査委員長より審査結果の発表と講評を行い、小林委員長より下記1名の方を最優秀研究発表者、4名を優秀研究発表者として賞状と副賞を授与し表彰した。審査委員長からは、研究に対し真摯に向き合い、自ら考え自ら行動する、その姿勢が発表に顕著にみられた者を高く評価したことが述べられた。
受賞講演タイトル(最優秀研究発表者賞) | 受賞者氏名(所属) |
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不快グレアに対する眼球内迷光と視感度の影響 | 土屋 直生 氏 (宇都宮大学大学院工学研究科) |
受賞講演タイトル(優秀研究発表者賞) | 受賞者氏名(所属) |
素材の異なるカーボンネットに赤外照射したときの消霧効果の検討 | 谷 翔樹 氏 (日本大学) |
光学レンズを応用したLEDムービングスポットライトの開発 | 高山 良平 氏 (ミネベアミツミ株式会社 技術開発部門) |
夏季の冷房時において寒色系の壁面照明が人の感じる涼暖感に与える影響 | 川合 由夏 氏 (同志社大学) |
機械学習を用いた照度に対する満足度計測方法の提案 | 那須 大晃 氏 (同志社大学) |
◆CSTホール
◆論文発表
◆総合司会 松本幹事
◆開会挨拶 安田支部長
◆ポスター発表
◆施設事例講演 講師(石原 氏)
◆施設事例講演 講師(岸本 氏)
◆施設事例講演 講師(森 氏)
◆審査講評 伊藤審査委員長
◆表彰式
◆閉会挨拶 小林委員長
◆最優秀研究発表者・優秀研究発表者