2019年度 東京支部 技術セミナー開催報告
「グレア評価の最新国際動向と今後の課題」

 照明学会東京支部では照明を中心とした分野における新たなトピックについて,専門の方にご講演いただく技術セミナーを企画しています。最近では、画像測光や照明シミュレーションの発達により、LED照明や昼光のグレア評価法の活用が期待されています。そこで今回は、「グレア評価の最新国際動向と今後の課題」と題して, CIE(国際照明員会)での取り組みや将来的な課題について、人工照明と昼光の側面から原直也先生(関西大学教授)と岩田利枝先生(東海大学教授)にご講演いただきました。

日時

2019年11月14日(木) 14:00〜17:15

場 所

日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館6階 CSTホール

参加者

45名

実施内容

 はじめにモデレーターの吉澤先生より今回のセミナーの趣旨説明をお話しいただいた。司会進行は松本会計幹事。
 ご講演は、原先生より人工照明のグレアを中心に、グレア研究の変遷から原先生が主査をされた最新のグレア評価方法と今後のグレア研究の展望についてお話をいただきました。岩田先生からは、昼光のグレアを中心に、ご自身の昼光グレア研究と海外のグレア研究の動向と違いについてお話をいただきました。
 話題提供では、設備設計者の活用事例を大林組の大木様、照明メーカーを遠藤照明の鈴木様からご紹介がありました。その後、発表者4名とモデレーターの吉澤先生の5名が壇上に上がりパネルディスカッションを行いました。グレアに関する評語の設定やスペクトルや年齢の考慮についてなどについて、壇上や参加者から活発な質疑応答があり、グレアについて様々な意見交換が行えました。
 最後に鈴木委員長が閉会の挨拶と講師の方々ならびに聴講いただいた参加者皆様への謝意を述べ、終了となりました。

 今回は非常に専門性の高い、学びの場の提供に相応しい技術セミナーとなりました。参加いただいた皆様にはアンケートへのご協力により、今後の支部活動と技術セミナー等へ生かすべく貴重な意見もいただき、技術セミナーへのご参加とご協力に感謝いたします。
 またの原先生、岩田先生、大木様、鈴木様、吉澤先生をはじめ諸関係者のご支援とご協力に感謝を申し上げます。

≪セミナーの様子≫


開会


モデレーターの吉澤先生


講師の原先生


講師の岩田先生


活用事例紹介より大木様


活用事例紹介より鈴木様


パネルディスカッション


質疑応答


司会 松本会計幹事


閉会挨拶 鈴木委員長

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