支部大会の目的とする学生、企業の若手技術者等への「論文発表の場の提供」と、様々なフィールドで照明の研究、業務に従事する方々への「学びの場、交流の場の提供」の2本立てで、本年も支部大会を企画し運営を行った。
今年度は32件(前回から4件の増)の論文発表申込があり、各自4分のショートプレゼンテーションとポスター発表を行った。今回もポスター発表会場ではコーヒーのサーバーを置き、ドリンクを飲みながらの気軽な雰囲気の中で語り合える会場作りを行った。
また学びと交流のイベントとして照明普及賞の優秀施設事例紹介を実施し、3つの施設について3名の方に講演いただいた。その後は学生参加者から積極的な質問が挙がり、活発な質疑応答が行われた。初めての試みである情報交流会には、講師の方々も含めてほぼ全員が参加し、所属を越えて多くの交流と有意義な議論が行われた。短い時間の中で充実したプログラムとなった。
今大会では発表者、講演者、聴講者を含め計84名の参加者があり、講演会場はほぼ満席の状態となり、またポスターセッションでは若手発表者とベテランの先生、技術者などとの間で熱心なディスカッションが行われた。
参加者みなさまの協力の下、予定した全プログラムを滞りなく無事に終わらせることができたことに感謝を申し上げます。
2019年12月16日(月)
日本大学理工学部駿河台キャンパス1号館6階CSTホール
(住所:東京都千代田区神田駿河台1-8)
計 32件
今年度も、午前中の口頭発表では質問時間は設けず午後のポスター発表で質疑を行うこととした。
時 間 | プログラム | 内 容 | 件数 |
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10:10〜11:15 | T-a.研究論文発表(前半) | 16 | |
11:15〜11:20 | 小休憩(5分) | ||
11:20〜12:25 | T-a.研究論文発表(後半) | 16 | |
12:25〜13:15 | 昼食 | ||
13:15〜14:35 | T-b.研究論文ポスターセッション | 32 | |
14:35〜14:45 | 小休憩(10分) | ||
14:45〜15:55 | U.施設事例講演−2018年 照明普及賞優秀施設− | ||
1.横浜国際総合競技場(日産スタジアム) | 株式会社 MLJ 井芹 一郎 氏 |
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2. 洗足学園音楽大学 White Castle | 株式会社 竹中工務店 鈴木 重則 氏 |
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3. 株式会社NIPPO本社ビル | 株式会社 日本設計 楯列 哲也 氏 |
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16:00〜17:00 | 情報交流会 最優秀研究発表者賞、優秀研究発表者 表彰、講評(溝上審査委員長) 委員長挨拶、閉会 |
聴講参加 | 終身・名誉・専門会員 | 5名 |
正会員 | 10名 | |
非会員 | 8名 | |
学生 | 29名 | |
講演発表 | 32名 | |
施設事例講演講師 | 3名 | |
実行委員(事務局含む) | 14名 | |
合計 | 101名 |
溝上審査委員長より審査結果の発表と講評を行い、小林委員長より下記1名の方を最優秀研究発表者、4名を優秀研究発表者として賞状と副賞を授与し表彰した。審査委員長からは、質疑応答等を通して、研究に対する深い理解と自発的に取り組む姿勢が顕著にみられた者を高く評価したことが述べられた。また、社会との繋がりを念頭に置いた研究が活発に行われていることも評価された。
受賞講演タイトル(最優秀研究発表者賞) | 受賞者氏名(所属) |
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明るさと色を変更可能なパーティション環境が執務者の快適性に与える影響の検証 | 川村 航平 氏
(同志社大学大学院) |
受賞講演タイトル(優秀研究発表者賞) | 受賞者氏名(所属) |
CsPbBr3ペロブスカイト型量子ドットの発光特性・熱耐性評価 | 佐藤 豪 氏 (埼玉大学大院理工) |
分光分布特性を利用した照度に基づくメラノピック照度計測手法の基礎検証 | 前田 侑哉 氏 (同志社大学) |
道路と建物とボイドを一体的に計画した街路照明とその評価
−気仙沼駅前商店街を対象として− |
横澤 稜 氏 (東京都市大学) |
桜の光色と揺らぎを操作する住民参加型ライトアップ 暗渠化された呑川の桜並木を対象として |
渋谷 彩乃 氏 (東京都市大学) |
◆CSTホール
◆論文発表
◆総合司会 木村幹事
◆開会挨拶 小林委員長
◆ポスター発表
◆施設事例講演 講師(井芹 氏)
◆施設事例講演 講師(鈴木 氏)
◆施設事例講演 講師(楯列 氏)
◆審査講評 溝上審査委員長
◆表彰式
◆閉会挨拶 吉澤支部長
◆最優秀研究発表者・優秀研究発表者