2021年度 東京支部 技術セミナー開催報告
「光害対策ガイドラインの改訂内容の解説と最新の光害研究事例の紹介」 

照明学会東京支部では照明を中心とした分野における新たなトピックについて,専門の方にご講演いただく技術セミナーを企画しています。今回は、環境省が令和3年3月に改訂した「光害対策ガイドライン」の改訂内容と最新の光害の研究事例について、検討委員をされた望月悦子先生(千葉工業大学)と越智信彰先生(東洋大学)にご講演頂きました。

日時

2022年3月11日(金) 17:00~19:00

場 所

オンライン開催(Webex)

参加者

25名

実施内容

 はじめに小山支部長より今回のセミナーについて趣旨説明をいたました。司会進行は伊藤副支部長です。
 ご講演は、望月先生より主に光害対策ガイドラインの歴史と国際基準との整合についてお話をいただき、批准している項目や批准せずに定性的な表現にとどめている項目についてお話をいただきました。
 越智先生からは、人工衛星から撮影された街明かり画像を解析した海外の研究グループによる論文の紹介や、アリゾナ州ツーソン市や神津島・美星町など国内外の光害対策の取組についてお話をいただきました。
 参加者からは活発な質疑応答があり、様々な意見交換が行われました。
 最後に鈴木委員長が閉会の挨拶と講師の方々ならびに聴講いただいた参加者皆様への謝意を述べ、終了となりました。

 今回は、照明と自然環境について改めて考えさせられるSDGsなど時代に合った内容の技術セミナーとなりました。今後も会員の皆様の関心の高いテーマで開催していきたいと思います。
 また望月先生、越智先生をはじめ諸関係者のご支援とご協力に感謝を申し上げます。

≪セミナーの様子≫

講師の望月先生
講師の越智先生
閉会挨拶 鈴木委員長(右端)