2022年度 第44回照明学会東京支部大会開催報告

開催概要

 東京支部では本年度も、学生、企業の若手技術者等への「論文発表の場の提供」と、様々なフィールドで照明の研究、業務に従事する方々への「学びの場、交流の場の提供」を目的とした支部大会を開催いたしました。新型コロナウイルスの影響を受けて、昨年度に続きオンライン方式による開催となりましたが、13件(昨年度より3件減)の論文発表があり、発表者、聴講者を含め計54名に参加いただきました。
 また、情報交流会では東京支部のイベント活動内容のご紹介をいたしました。情報交流会終了後には表彰式が行われ、全13件の発表から、最優秀研究発表者賞1名、優秀研究発表者賞3名が発表され、表彰されました。
 参加者みなさまのご協力により、予定した全プログラムを滞りなく無事に終わらせることができたことに感謝を申し上げます。

開催日と会場:

2022年12月14日(水)Webexによるオンライン開催

研究発表の内訳

計 13件

発表時間:10分(発表:7分,質疑応答:3分)

情報交流会

 本大会はオンラインでの開催となりましたが、今後東京支部では対面でのイベントを予定しています。それらのイベントを積極的な交流の場にしたいと考え、情報交流会では今後東京支部で予定しているイベントについて発信しました。
 今後予定しているイベントは施設見学会、技術セミナー、クロストークがあり、施設見学会の対象となっているオリンピックのメイン会場であった国立競技場、技術セミナーの対象となっている日本初の高層純木造耐火建築物大林組次世代研修施設Port Plus、コロナの影響により延期となっていたクロストーク「カラダを拡張する光」について紹介しました。参加者からは今後のイベントにも是非参加してみたいというコメントをもらうことが出来ました。

参加者

聴講参加 終身・名誉・専門会員 3名
正会員 0名
非会員 0名
学生 18名
講演発表 13名
実行委員(事務局、アルバイト含む) 20名
合計 54名

最優秀研究発表者賞・優秀研究発表者賞(第18回・4件)

溝上審査委員長より審査結果の発表と講評を行い、伊藤委員長より下記1名の方を最優秀研究発表者、3名を優秀研究発表者として表彰いたしました。審査委員長からは、研究の独創性と研究に対する熱意に加え、分かりやすい発表で顕著な成果をまとめられた方が高く評価されたことが述べられました。また、コロナ禍にもかかわらず活発に研究を進め、多様なテーマで発表を行った発表者みなさんに対し称賛がおくられました。

最優秀研究発表者賞(1件) 受賞者氏名(所属)
内装反射率と窓面立体角による対比-総量グレア簡易判断指標の提案 田中 大貴 さん
(日本工業大学)
優秀研究発表者賞(3件) 受賞者氏名(所属)
同相関色温度条件における光色の違いが空間の印象に与える影響 柿島 一博 さん
(東海大学)
他人同士の気まずさを解消するペンダント照明使用方法の提案 澤村 多恵 さん
(東京都市大学)
可視光レーザーを用いた後方散乱イメージング法によるりんご果実のサクサク感の推定 飯田 大希 さん
(筑波大学院)

受賞者写真

◆最優秀研究発表者賞・優秀研究発表者賞の受賞者・大会実行委員長・審査委員長・東京支部長・司会の皆さま

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