平成19年度照明学会北陸支部「照明セミナー」報告


会場風景

平成19年11月14日(水)13時30分より,金沢市アートホールを会場に,本年度照明学会北陸支部主催の「照明セミナー」を開催した。当日は秋晴れの好天気に恵まれ,富山,石川,福井の各県より大勢の参加者が集まった。

 

開催に先立ち,北陸支部長の中嶋芳雄より,開催の挨拶があった。


中嶋芳雄支部長

 


優秀学生賞受賞のQin君(左)と石倉さん(右)

ついで第1部として「照明学会北陸支部 優秀学生賞受賞者」の表彰を行った。これは,9月に行われた電気関係学会北陸支部連合大会における多数の発表の中から,特に優秀と評価された発表に対し授与されるものである。今年は富山大学大学院理工学研究部博士課程のXiaolin Qin君と,金沢工業大学大学院の石倉知永子さんの発表論文が表彰された。表彰後には,中嶋支部長より更なる研鑽を期待するとの激励の言葉を頂いた。

 

次いで第2部では「照明用光源としてのLEDのいま・これから」と題し,東芝ライテック株式会社の武内永記氏よりご講演を頂いた。同社のチーフデザイナーとしてこれまでに設計してきたLEDを用いた景観照明例を,美しい写真とともに紹介頂き,さらに最新のLED照明器具についても講演頂いた。


武内永記氏

 


近田玲子先生

休憩をはさみ第3部では,九州・沖縄サミット首脳晩餐会の照明演出総監督を務めたこともある照明デザイナーの近田玲子先生より,「電気ってなんだっけ?」と題して講演を頂いた。
「照明デザインは,演色性や色温度などの技術的な知識だけでなく,まず自らのうちに表現したいものがあってこそであり,それを具体化することである」
とのスタンスを基に,先生の照明デザインのコンセプトである「歴史と未来をつなぐ光」についての興味深い講演を頂いた。また,実際に関わってこられたプロジェクトの中から,風力発電とLEDを巧みに組み合わせたハートアイランド新田の照明や,地元石川の石川県九谷焼博物館や金沢城公園の照明についても,美しい写真をもとに講演頂いた。


申込み終了いたしました。以下は参考資料です。

主催: 社団法人照明学会北陸支部
日時: 平成19年11月14日(水) 13:30〜16:30頃(受付13:00〜)
会場: 金沢市アートホール
〒920-0853 金沢市本町2-15-1
定員: 200名
参加費: 照明学会会員/無料,非会員/1000円
内容:
第1部「照明学会北陸支部 優秀学生賞受賞者表彰」
第2部「講演テーマ:照明用光源としてのLEDのいま・これから」
講師:武内 永記(たけうち えいき)
東芝ライテック株式会社 電材事業部 エンジニアリングセンター
東日本エンジニアリング設計センター
チーフデザイナー
第3部「講演テーマ:電気って何だっけ?」
講師:近田 玲子(ちかだ れいこ)
近田玲子デザイン事務所 代表
照明学会専門会員 北米照明学会会員
都市環境デザイン会議会員 国際照明デザイナー協会専門会員
リーフレット:
ダウンロード(PDF書類:212KB)
応募締切: 平成19年11月7日(水)必着で参加申込書に記入の上,FAXにてご送信ください。
申し込み書: 申込書ダウンロード(PDF書類:124KB)

↑このページのトップへ戻る↑