平成21年度照明学会北陸支部「照明セミナー」報告

平成21年11月6日(金)13時30分より，金沢市アートホールを会場に，平成2１年度照明学会北陸支部主催の「照明セミナー」を開催した。当日は富山，石川，福井の各県より100名を超す参加者が集まった。

開催に先立ち，北陸支部長の中嶋芳雄より，本セミナーの開催にあたり御尽力頂いた関係各位への謝意と，本学会並びに支部へのますますの御尽力を期待する旨の挨拶があった。

ついで第1部として「照明学会北陸支部　優秀学生賞受賞者」の表彰を行った。これは，平成21年９月12日（土）〜13日（日）に北陸先端科学技術大学院大学にて開催された「電気関係学会北陸支部連合大会」における多数の発表の中から，特に優秀と評価された発表に対し授与されるものである。今年は富山大学大学院理工学教育部修士課程の池田敬有君と，石坂仁志君の発表論文が表彰された。表彰後に受賞者へ，中嶋支部長より更なる研究の発展を期待するとの激励の言葉があった。

第2部では「建築空間とLED照明との一体化へ向けて」と題し，金沢工業大学　環境・建築学部准教授　宮下智裕氏にご講演を頂いた。同研究室を中心に手掛けているアルミハウスプロジェクトについて，建築面からLEDを用いた照明設計に至るまで分かりやすく講演頂いた。

第3部では，「LIGHTSCAPE　光の景観」と題し，株式会社ライトスケープ・デザイン・オフィス代表取締役であり日本照明学会専門会員でもある東宮洋美氏にご講演頂いた。視覚と照明に関する基礎から応用までわかりやすく説明頂いた後，実際に手掛けられた照明設計について， そのコンセプト等を御講演頂いた。講演後には活発な質疑応答もなされた。