平成22年度照明学会北陸支部「照明セミナー」報告

　平成22年10月27日(水)13時30分より，金沢市アートホールを会場に，平成22年度照明学会北陸支部主催の「照明セミナー」が開催された。当日は富山，石川，福井の各県より約100名の参加があった。

　開催に先立ち，北陸支部長の中嶋芳雄より，挨拶があった。

　ついで第1部として「照明学会北陸支部　優秀学生賞受賞者」の表彰を行った。これは，平成22年９月11日(土)〜12日(日)に福井工業高等専門学校にて開催された「電気関係学会北陸支部連合大会」における多数の発表の中から，特に優秀と評価された発表論文に対し授与されるものである。

　今年は富山大学大学院理工学教育部修士課程の平野裕太君と，中嶌啓輔君の発表論文が表彰された。表彰後に受賞者へ，中嶋支部長より更なる研究の発展を期待するとの激励の言葉があった。

　第2部の講演1では「視覚・感性工学を用いた光空間の構築」と題し，富山大学大学院　理工学研究部講師　高松衛氏にご講演を頂いた。エコへの対応も重要ではあるが、その一方で、その光空間で生活する人々の心を豊かにする様な照明を構築することも大切であるとし、視覚・感性工学の観点より光空間構築の在り方について講演頂いた。

　講演2では，「LEDを用いた明りの効率と質の両立」と題し，福井大学大学院　工学研究科准教授　明石行生氏にご講演頂いた。視覚と照明に関する基礎からLEDを照明として使用する上での注意点まで、わかりやすく講演頂いた。

講演後には活発な質疑応答もなされた。