平成24年度(一社)照明学会北陸支部「2012 照明セミナー」報告

 

 平成24年10月22日(月)13時30分より,金沢市アートホールを会場に,平成24年度照明学会北陸支部主催の「照明セミナー」が開催された。 当日はさわやかな秋晴れの天気となり,富山,石川,福井の各県より約130名近くの参加者が集められた。

 事務局の遊道圭美氏の司会のもと,北陸支部長の中嶋芳雄氏の挨拶により,セミナーは始まった。


中嶋芳雄支部長

 

 


遊道圭美氏

 


照明学会北陸支部優秀学生賞表彰

 第1部では,「照明学会北陸支部 優秀学生賞受賞者」の表彰が行われた。これは,平成24年9月1日(土)〜2日(日)に富山県立大学にて開催された「電気関係学会北陸支部連合大会」における多数の発表の中から,特に優秀と評価された発表論文に対し授与されるものである。

 

 今年は富山大学大学院理工学教育部知能情報工学専攻の薬師一仁君とカクブンカツ君の発表論文が表彰された。


受賞のカクブンカツ君と,薬師一仁君

 


長町志穂氏

 第2部の講演Iでは「激変する世界の都市照明デザイン〜都市に賑わいをつくるあかりの手法最前線〜」と題し,株式会社LEM空間工房 長町志穂氏に多くのスライドをもとにご講演頂いた。「光を点ではなく面で捉える時代」へと移行しつつある現在,ポイント照明からエリア全体の照明方法への手法変化について,国内はもとより海外の豊富な事例も含めながら講演頂いた。さらには近年の照明コントロールシステムなど,最先端の制御機器についても講演頂いた。

 

 講演IIでは,「彩で繋がれた景観〜その行きたるを明らかにし,来る明日を考える〜」と題し,金沢美術工芸大学/金沢学院短期大学名誉教授である山岸政雄氏にご講演頂いた。「もうひとつの環境である色彩」から景観を考える必要性についての話から,これまでの景観と色彩の変遷について,実に多くの基調かつ美しい写真をもとにご講演頂いた。


山岸政雄氏

 


質疑応答

各講演後には活発な質疑応答もなされた。

 

 最後に支部幹事である北陸電力(株) 折谷大介氏の閉会の挨拶をもって,セミナーは大盛況のうちに幕を閉じた。


折谷大介氏

申込み終了いたしました。以下は参考資料です。

主催: 一般社団法人照明学会北陸支部
日時: 2012年10月22日(月) 13:30〜17:00頃(受付13:00〜)
会場: 金沢市アートホール(ポルテ金沢6F) 金沢市本町2丁目15番1号
定員: 先着200名
参加費: 無料
内容:

講演1 「激変する世界の都市照明デザイン〜都市に賑わいをつくるあかりの手法最前線〜」

講師:長町 志穂 氏(ながまち しほ)
照明デザイナー 株式会社LEM空間工房 代表取締役
京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科卒業 京都造形芸術大学客員教授
京都精華大学非常勤講師 国際照明デザイナー協会会員
「御堂筋イルミネーションコンペ最優秀」「堂島大橋ライトアップコンペ最優秀」グッドデザイン賞約100点など受賞多数

講演2 「もうひとつの環境 色彩景観から考える」

講師:山岸 政雄 氏(やまぎし まさお)
1935年 長岡市生まれ 金沢美術工芸大学 産業美術科卒業
金沢美術工芸大学名誉教授 金沢学院短期大学名誉教授
日本デザイン学会名誉会員 日本色彩学会名誉会員 北陸都市史学会名誉会員

リーフレット:
ダウンロード(PDF書類:1.58MB)
応募締切: 2012年10月15日(月)必着で参加申込書に記入の上,FAXにてご送信下さい。
申し込み書: 申込書ダウンロード(PDF書類:1.58MB)

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