第2回「グリーンイルミネーティングシンポジウム」の報告

 

 去る2013年1月28日(月)13:00より、照明学会北陸支部主催の第2回「Green Illuminating Symposium」が富山大学五福キャンパスの黒田講堂にて開催された。当日は約110名以上の参加者があり、大盛況のシンポジウムとなった。

 本シンポジウムは、一昨年の東日本大震災を受け国内でより一層の節電意識が高まっている状況の中、「美しい癒しの光と快適な光」をテーマとして開催された。

 


中嶋芳雄支部長

 照明学会北陸支部事務局の遊道圭美氏の司会により、第2回シンポジウムは始まった。

 開催に先立ち、コーディネータを務めた照明学会理事及び北陸支部長の中嶋芳雄氏より、本シンポジウムの開催経緯や目的等の説明があった。

 

 特別講演Tでは、福井工業大学大学院工学研究科教授の草桶秀夫氏より、「ホタルから見た光の魅力と環境保全」と題して講演頂いた。「国内のホタルの種類は、実は地域毎にきちんと分かれて分布している。これは高い山脈などによってホタルの移動が制限されているためである。しかし交通網が発達した現在では、実はこの分布は大きく崩れてきている。」と指摘、さらなる問題点や取り組みについても講演頂いた後、後半では会場の若手研究者や学生たちへの励ましのメッセージも頂いた。


草桶秀夫氏

 


岩井彌氏

 次いで特別講演Uでは、パナソニック株式会社エコソリューションズ社の岩井彌氏より、「快適性を高める波長制御技術とLED照明」と題して講演頂いた。「光の分光分布を適切に制御することは、省エネの実現のみならず、その照明下で見ている物の見え方の改善にもつながる。」として、特に日本人の肌の色を好ましく見せる分光分布制御技術等について講演があった。

 

 各講演の後には活発な質疑応答がなされた。

 最後に照明学会北陸支部事務局を代表し、北陸電力株式会社の老田朗氏の閉会の挨拶をもって、第2回のシンポジウムは大盛況のうちに幕を閉じた。


質疑応答

第2回「Green Illuminating Symposium」は終了いたしました。以下は参考資料です。

主催: 一般社団法人照明学会北陸支部
日時: 2013年1月28日(月)13:00〜14:30(受付12:20〜)
場所: 富山大学 黒田講堂
〒富山市五福 3190番地 代表電話:076-445-6011
定員: 先着100名 ※申込締切は1/21(月)
参加費: 無料
内容:

<講演I>

13:00〜13:45
演題:「ホタルから見た光の魅力と環境保全」
講師:草桶 秀夫 氏(福井工業大学 工学部 環境生命化学科 教授)

<講演II>

13:45〜14:30
演題:「快適性を高める波長制御技術とLED照明」
講師:岩井 彌 氏(パナソニック株式会社 エコソリューションズ社
ライティング事業グループ エンジニアリング綜合センター グローバル総合企画チーム担当部長)

後援: 北陸電力株式会社
問合せ先: 照明学会北陸支部事務局 遊道(北陸電力(株) 営業推進部内)
TEL:076-441-2511(代表) FAX.076-405-0124
リーフレット:
ダウンロード(PDF書類:3.21MB)

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