平成17年電気関係学会関西支部連合大会が、11月12日・13日、京都大学桂キャンパスにて開催されました。
■11月12日(土)(9:30〜12:00)、「住宅照明のユニバーサルデザイン」と題したシンポジウムを開催しました。
ユニバーサルデザインの考え方が研究者間で異なったため議論のしづらい面もありましたが、参加者との活発な議論がなされました。みなさんの研究成果に基づいて、障害者や高齢者のための照明のガイドラインを作成してほしいという意見がありました。総合討論に30分をもうけていましたが、あっという間に過ぎてしまいました。参加者は25名でした。
司会:井上容子(奈良女子大学)、松島公嗣(松下電工)
- 原 直也(関西大学) 文字標示物の実態と種々の視覚特性を考慮した視環境設計法の枠組み
- 岩田三千子(摂南大学) 階段の安全な通行を促す視環境条件
- 北村薫子(武庫川女子大学) 住宅の通路空間の視覚的快適性
司会:松島公嗣(松下電工)
- 石田享子、西村麻希、井上容子(奈良女子大学) くつろぎのための照明
−照明方法および順応の影響−
- 向 健二(松下電産)、金谷末子(金沢工業大学)、阿山みよし(宇都宮大学大学院)
光源の演色性−白いものを白く見せる光源の評価方法−
- 奥田紫乃(広島国際大学)、佐藤隆二(大阪工業大学)
見え方・見られ方に配慮した住宅の窓の評価手法
■11月13日(日)(9:15〜12:15)、照明の部の一般講演を実施しました。
照明のハードとソフトの両面に関する研究発表がありました。議論の時間が足りない場面が多くみられました。参加者は30名でした。
司会:寺岡義伸(大阪府立大学)
- 真鍋由雄、上田隆(松下電器産業)、山下豪、アリヘンディ・アハマド、山形幸彦、内野喜一郎(九州大学)
レーザー誘起蛍光法による蛍光ランプ放電時のBa原子の挙動計測
- 稲垣文拓(松下電器産業) 丸形蛍光ランプの光束維持率の保護膜厚依存性
- 関井宏之、村上忠史、奥田滋(松下電工)
光学シミュレーションを活用したLED照明用レンズの設計
- 極楽地大樹、藤井誉、尾崎進(神戸高専) フルカラーLEDを用いた交照法実験システム
- 三間賢一(星和電機)、高松衛、中嶋芳雄(富山大学)
LED信号機の色覚障害対応に関する基礎的研究
司会:佐藤隆二(大阪工業大学)
- 寺岡義伸(大阪府立大学) 一般化された相互反射の近似方程式
- 秋月有紀、田中哮義、鈴木秀和(京都大学) 火災煙流動に伴う視野輝度分布の予測
- 池上陽子、原直也(関西大学)、井上容子(奈良女子大学)、野口太郎(関西大学)
輝度分布を有する視野における順応輝度に関する研究
−離角・方位が異なる高輝度面による順応輝度増加量の加法性−
- 大上巧、原直也、野口太郎(関西大学)
窓からの景色や明るさが室の視環境評価に及ぼす影響
−室内の明るさと室内外の明るさのバランスについて−
- 松井俊成(松下電工)、前川裕介(マヌ都市建築研究所)
市川市鬼高地区におけるひとセンサ防犯灯の不安感軽減および犯罪抑止に関する効果検証
- 津田勝弘、千代和夫(松下電工) 産業分野での照明応用事例
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