9月12日(金)13時30分より17時まで、東京支部と日本照明委員会の共催として、技術セミナー・施設見学会を開催した。
場所は、今年4月にオープンした六本木ヒルズで、地下鉄日比谷線六本木駅に直結した大変ロケーションのよいところである。 セミナー会場は、森タワー 49階 アカデミーヒルズの中にある「スカイスタジオ」で、定員120名を上回る130名の参加者があり、会場は満席であった。
今回は、セミナーと見学会の2部構成で、「最新のオフィス照明のトレンド」というテーマで開催した。都内では「丸の内」「汐留」「品川」他の再開発ビルがオープンし、照明についても従来の照明とは一線を画した新しい照明手法が取り入れられたオフィスが稼動している。第一部では、国際照明委員会(CIE)で照明の質を重視した照明基準(CIE規格:屋内作業場の照明)が発行されたのを機に、その技術的内容の説明を金沢工業大学の金谷末子教授に解説していただいた。次に、具体的事例として、平成14年日本照明賞を受賞した汐留地区内の最高層建築の「電通本社ビルの照明設備」を株式会社大林組の紺谷真佐博氏に解説いただいた。
第二部の施設見学会は、「六本木ヒルズの施設・照明計画」を森ビル株式会社設計本部の及川武彦氏にコンピュータグラフィックスの映像も含め解説していただいた。
講演の後、参加者には本見学会の目玉として森タワー52階の東京シティビュー展望室券を配布し、地上250mの空中より仲秋の名月と都心の夜景を堪能いただいた。
参加者からは、大変興味深いお話が聞けたと大変好評であった。
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